キッチンの次は、ダイニングといいたいが、なぜか3回目は、「リビング」です。
ここで、1つ確認しておきたいのは、あなたの社交性とライフスタイルです。ものすごく、はっきり分類するとすると・・・
(A) もし、あなたがわりと1人でこもって、ゆったりしたい、音楽や芸術などの趣味がある場合
と
(B) わいわいと友達を呼ぶのが好き。食べ物中心のパーティか、ただ飲んでしゃべるか、友達とグループ活動なんかしている場合
にわかれます。
(A)の方のリビングの場合、素直にストレス解消、癒しの空間、孤独を楽しむ場所であるはず。であれば、たとえばキッチンやダイニングとオープンにつながっていないほうがいいかもしれないし、リビングの隣に書斎というか、ホビールームとかがあるほうがいいかもしれない。あるいは、リビングがオーディオルームにすぐ変わる・・・・という作りのほうがよい。
ソファーもこの場合、別に大きくなくてよいので、上質の1人掛けソファーか、せいぜい2人掛けソファーと、素敵なテーブル、そして見やすいTVと、リビングキャビネットといったかんじだろう。できれば、夜景か緑の庭が見える広い窓があるとよいかも?
(B)の場合は、よくあるファミリータイプのオープンキッチンのようにLDKスタイルで、飲み物や食べ物をキッチンから持ってきやすく、作りながら、友人と話をするというような間取りのつながりのほうがよいだろう。そして、わりと大きめのテーブルに、4人掛けの椅子なんかもあったほうがよい。グループの趣味の打ち合わせや、ちょっとした作業台などになる。
もしかしたら、どちらにしても、少し広さに余裕があれば、バーカウンターのようなものがあってもいいかもしれない。日頃御酒を飲まない人でも、ボジョレーヌーボー解禁日だとか、お誕生日は別かもしれない。
もう1つ、リビングを1Fに設置するか、2階建ての場合、2Fにするかという問題もあります。
しかし、私としては、密集地で窓が開けられないくらい家と家がつまっている場合を除いて、1Fにリビングとキッチン、ダイニングがあるのはやはりおすすめです。
2Fを完全にプライベートフロアにできますし、年取ったときに2Fがリビングだと、階段を上るのも面倒です。ケアマネージャなどの介護士さんたちに上ってきてもらって世話してもらうのも、なかなか気がひけます。そもそも、1Fの日当りがよければ、2Fにわざわざもっていく必要はないわけですから・・・。
ご自分のライフスタイルが、よりどちらの傾向にあるか、それともどちらでもないか、よく考えて研究してみてください。
| 凝り性な方は、こういうゴージャスなカウンターでお友達とパーティ。 |
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| モダンデザインのもあり。 |
| 最近はTVを観なくなった人が多いですが、ホームシアター風だといいですね。
吉野杉・桧といえば、銘木の古里です。 |
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