独身者にとって望ましい、理想の間取りとは、どういったものでしょうか?
おひとり様が長く生きすぎると大変です。この先、まだ平均余命は長くなる可能性があります。90歳まで生きていたら、45歳はただの折り返し点でしかありません。一方、45歳といえば、会社からリストラ候補になる年齢ともいえます。
おひとり様は使いもしない4LDKの家を高い住宅ローンを払って買うようなことは避けるべきです。案外と、「離婚したので」とか「いつか結婚するかもしれないし」「物件が気に入ったから、年収も十分あるし」というのでファミリー物件を買う人がまれにいるのです。
たとえば、平屋で2DKや1LDKというのもおすすめです。コンパクトで便利、年取っても長く住めるというメリットがあります。デメリットとしては坪単価が多少上がります。敷地も多少広くなります。
ただ60歳過ぎでリタイアしたときに買う家としては、悪くないと思います。
多くの住宅メーカーから、平屋タイプのものが売り出されています。中にはコンパクトなものもあります。資料を取り寄せてみるのがいいでしょう。
正直、ラインナップ的に「土地の広いファミリー向け」のような平屋も多いですし、いかにも「ご隠居が夫婦2人で住む純和風か和風モダン」という家の商品が多いのが、残念です。フランスの農家風とか、イタリア風といった洋風なものが増えてきてほしいですね。
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