5月は、ロザリアン、園芸愛好家の一番素晴らしい季節です。
4月末頃からふくらんだバラの蕾が、どんどん、つぎつぎと開いていきます。
寒い冬に、お手入れした結果が報われる月です。
一方で、バラの天敵も続々やってきますので、4月から引き続き病害虫対策も重要です。
きれいに咲いた花も終わりかけてきたら、丁寧に摘み取って、株の負担を減らしましょう。どうしても、ローズヒップを取りたいとき以外は、咲きがらは取ってしまいましょう。
5月のお手入れは、主に5つです。
(1) 病害虫対策のため、薬剤散布などをしましょう。
家庭園芸の場合、なかなか農薬をまくのは抵抗がある人もおいでだと思います。ですので、好みや庭の条件にもよりますが、薬剤による病害虫予防などもしましょう。
薬剤のタイミングや、濃度、取扱などは、必ず説明書をよく読んで実施しましょう。でないと、皮膚がかぶれたり、バラのほうが枯れたりしてしまいます。
農薬に抵抗のある方は、コンパニオンプランツを植える、あるいは庭のチェックを頻繁にして、虫がでてきたら、手やピンセットなどでこまめに捕りましょう(これを、テデトールなどといったりします)。
(2) 咲きがらを取りましょう。
バラの花が咲き終わりに近づいたら、ハサミなどで切ってしまって、枝を休ませてあげるのがいいでしょう。四季咲きであれば、次の花の準備ができますし、ローズヒップができませんので、株そのものに負担が減ります。
花を切るときは、花のすぐ下の3枚葉の下までは必ず切りとります。花がら摘みの基本はこちら。
少し早めに切ってしまって、室内に飾るのもいいでしょう。枝が短くても、浅めのガラス鉢に浮かべるときれいです。
あるいは、新聞紙などの上で花弁を乾かして、あとでポプリなどに使うといいでしょう。
|