これから1年ほどにわたって、小さな手つかずの庭を設計し、バラを植え、庭を育てていく経過を連載でみなさんにお伝えしたいと思います。
ガーデンデザイナーによっていろいろ流儀はあると思いますが、ここでは一般的な家庭によくある3-5坪ほどの実在の庭をベースに話を進めていきます。
当サイトの閲覧者の方に、なにか「それ使えそう」と思えるところが1つでも多くあればと思います。
第4回は、「手持ちの苗や素材を整理する」 です。
一からすべての苗を買っていると予算がいくらあっても足りません。また、せっかく好きで集めたコレクションもあるはずですから、それを活かしたいものですね。
まずはどういう苗や園芸資材があるか、整理してみましょう。
このように写真にとっておくと、考えやすくなります。
バラが30本ほどと、樹木、果樹、宿根草、野菜苗などがあります。
園芸資材としては、イタリア製のテラコッタ鉢や和風の水鉢、アイアンのラティスなどがあります。写真にはありませんが、園路のためのレンガや化粧石なども持っています。
一度、棚卸表を作るとよいでしょう。
棚卸表には、種別(樹木、果樹、宿根草、野菜苗など)、生育環境(日向、半日陰、日陰など)、大まかなサイズ(高木、低木、低い草など)も整理します。
そうしますと、レイアウトを決めた庭のどこに植えるかの目安ができます。
他に、素敵なお庭にはフォーカルポイントがあるべきですので、彫像やおしゃれな鉢などをお持ちの方は、それも書き出してみましょう。
レンガやラティスなどの園芸資材、ガーデンチェアーなど庭用家具などもあれば、それも書き出して、レイアウトのどこに置くべきか検討します。
また、手持ちで持っていないけれど、新たに買いたい苗などもリストアップします。リストアップしておくことで、無駄な苗を買わなくなりますから、予算管理上もいいことです。庭にあわない植物を植えても、枯れやすいでしょうから、植物にとってもハッピーです。
というところで、第4回は終わり。
次回は、家と庭の関係を考えていきたいと思います。
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