これから1年ほどにわたって、小さな手つかずの庭を設計し、バラを植え、庭を育てていく経過を連載でみなさんにお伝えしたいと思います。
ガーデンデザイナーによっていろいろ流儀はあると思いますが、ここでは一般的な家庭によくある3-5坪ほどの実在の庭をベースに話を進めていきます。
当サイトの閲覧者の方に、なにか「それ使えそう」と思えるところが1つでも多くあればと思います。
第7回は、「日当たりとレイアウトを考える」 です。
だいたいのレイアウトは決まりましたので、この後植栽を考えるときに、、植物に合った日当たりと配置を考えないといけません。
(A) 日当たりには、日当たりが必要な植物を
(B) 半日陰には、半日陰を好む植物を
(C) 明るい日陰には、日陰にむいた植物を、あるいは植物はなく、ガーデニング資材だけにするなど
幸い、全体は南側ですので、真ん中はほぼ1日日が当たります。キッチン側は東側で隣家が少し高くなっていますので。午前中はあまり日が当たりません。
奥は既存の樹木がありますので、木の下が日陰になります。
図の紫の丸の部分は、日当たりの悪いところです。黄色い丸は、太陽の方向です。
さて、菜園のほうは畝を作って植えるだけなので、説明はいらないこととしまして、右側の花壇のほうを検討しましょう。
観賞の視線を考えますとこのようになります。右に人間が座るか立つかして観賞しますので、手前は低いグランドカバー植物を、低木や1年草宿根草の背丈の低いもの、次が中木や背丈の低い宿根草、一番奥が高い木やつる植物となります。
この庭では、高木は既存樹木(さするべり、つげ、もみじなど)、中木をつるバラとクレマチスなどのつる植物、低木のところがバラのHTやFRなどを植えます。グランドカバーとしては、手持ちのヒューケラやアイビー、ビオラなどを使います。
大きな鉢がありますので。部分的に暗くなりますから、そこにはヒューケラやクリスマスローズなどの半日陰でも育つ植物を植えることにしました。他に彩で、1年草のビオラ、ネモフィラなどを育てることにしました。球根はところどころに植えます。
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