これから1年ほどにわたって、小さな手つかずの庭を設計し、バラを植え、庭を育てていく経過を連載でみなさんにお伝えしたいと思います。
ガーデンデザイナーによっていろいろ流儀はあると思いますが、ここでは一般的な家庭によくある3-5坪ほどの実在の庭をベースに話を進めていきます。
当サイトの閲覧者の方に、なにか「それ使えそう」と思えるところが１つでも多くあればと思います。
第1回は、「庭の基本プランを考える」 です。
庭には立地の制約や予算の限度、家とのつながり方など多くの条件があります。条件は、いいものや、厳しいものなどさまざまです。
広くて日当たりさんさんの庭もいいものですが、せっかくなら、多少の条件の悪さも克服できるようにプランニングするほうが面白いことが多いでしょう。
では、まずは手に入れた庭を把握してみましょう。
モデル庭は、おおむね5坪ほどの南側の平坦な庭です。西側は道路で、庭そのものは少し道路より上にあります。東側は緩い法面です。家はおおむね北側に接していますので、日当たりと風通しについてはそう悪くもないでしょう。ネックをいえば、東側が少し日当たりが悪そうです。
家のつながりを考えると図のようになります。サイズは。５ｍX３ｍほどでしょうか。比較的四角でオーソドックスともいえます。あまり癖はありません。
西側はリビング、東寄りはキッチンです。水場は東角となりますので、ここから水撒きをしないといけません。
西側は道路に面していますが、高さがあるので、垂らす植物を植えるのがよさそうです。
北側はうす暗く、隣家の木がせまっていますので、なにかを植えるのは困難そうです。
玄関は西向きですので、半日程度日が当たるようですので、多少の鉢植えはいけるかもしれません。
というところで、第1回は終わり。
次回は、Must/Wantを考えてみましょう。
連載内容：
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