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■ 頭痛・肩こり・体の痛みや不調とうつ病の関係


一般にうつ病のような、自律神経の乱れがある病気では、よくある症状に頭痛・肩こりがあげられます。頭痛だけでなく、他の痛みや体の不調もあります。

たびたび起きる頭痛や肩こりの根本原因は2つあります。

よくあるのは、背骨や骨盤のゆがみがある状態で、同じ体勢を続けると筋肉がゆがみを補おうとするために、筋肉疲労が連続しておき、肩こりや頭痛が発生することです。たとえば、足の長さや向きが左右で違う、ジーンズでぴったり合うのがなかなかみつからない、女性だとスカートが勝手に回る、肩の左右の高さが違う、よく同じ手で荷物を持つ、同じ方の足でよく組むなど、自覚がある方は、このような物理的な問題で、肩こりや頭痛がおきます。このケースでは、骨のゆがみを正していけばいいので、日ごろから、左右バランスを意識して、鞄は左右交互に持つなど習慣をつけることや、ストレッチポールなどで骨盤を中心とするエクササイズやストレッチを続ければ、頭痛、肩こりが治っていくことが多々あります。

一方、こういった物理的・機械的な動作や姿勢が原因でなく、精神的なことからくる頭痛・肩こりが起きることがあります。
いわゆる、自律神経の乱れからくるものです。この場合、姿勢を正したり、骨盤ストレッチなどの運動をしても、肩こり・頭痛が治らず、ストレスが多い、眠れない、緊張が長時間続くなどの状況にあたるときは、この自律神経のうち、交感神経が過剰に働いている場合です。
内科にいって、頭痛薬や胃腸薬などをもらっても、いっこうによくはなりません。神経からきているためです。

本来、交感神経は原始時代に、危険な野獣から逃走したり、獲物を採たりするために神経を緊張させて即座に行動に移せるようになっていたものです。仕事して集中しているときは、交感神経が優位になっています。逆に、副交感神経は、食事や睡眠、休養など、ゆったりとするときに優位になります。
自律神経の乱れは、多くは、睡眠や休養中であるのに副交感神経が優位にならず、交感神経が優位になり続けることが多いです。

このため、うつ病の患者さんはゆったりと眠ったり、休養したりするときでも緊張しているため、肩から首にかけての筋肉が固くこわばっていることが多いのです。

うつ病に伴う自律神経の乱れは、頭痛・肩こりに限らず、不眠症、歯痛、胃腸の調子悪化、めまい、歯の噛みしめ、ドライマウス、頻尿、腰痛、背中の痛みなどさまざまなところに現れます。神経から来るものなので、自律神経が整わないかぎりは、さまざまな症状が次々と現れてきます。

この場合はうつ病またはうつ病予備軍だと思って、心療内科などを訪問するのが最善です。





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Create: 11/24/2015 Update: 04/19/2017
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