事例研究 | 広告]
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事例の件名 | ケーススタディ: 満員の通勤電車が怖くて乗れず、遅刻が続くように |
状況や現象 | Eさん、男性28歳。大学卒業後IT関係の会社に就職。そのときは自転車で通勤できたので問題がなかったが、キャリアアップのため1年前に転職し、40分の電車通勤となった。
転職後すぐに腹痛、下痢、便秘などの症状が出て内科で過敏性腸症候群と診断された。そのころから満員の通勤電車に乗ると、「トイレに行きたくなったらどうしよう」「降りられなくなったらどうしよう」という考えが湧いてしまい動悸が激しくなるようになってしまった。
過敏性腸症候群が落ち着いてからも、通勤電車に乗るのが怖くなり、遅刻が続いた。 |
本人が困っていること | 勤怠の悪化
自分では仕事はストレスとは感じていない。今の会社は自分にも合っていると思い、勤め続けたいと考えている。しかし遅刻が続いていることで評価が下がっているのでは、と不安になり、何とかしたいと思っている。 |
周囲(上司・同僚・家族等)が困っていること | 勤怠の悪化
上司に相談し、過敏性腸症候群のことは理解してもらえている。上司も遅刻を何とかしてほしいと思っていて気持ちの問題ではと考え、心療内科受診を勧めた。 |
考えられる病気の可能性 | パニック障害 |
当人や周囲がやったことがいいこと、解決のヒント | 心療内科 上司の勧めで受診。パニック障害との診断。服薬とカウンセリング(認知行動療法)での治療となった。 |
備考 | 人によっては、呼吸の乱れなどが目立つ人もいます。 |