バラの庭をつくるために<07>　～香り中心のバラを育てる～

オールドローズ系・・・・一番、昔の原種のバラや1900年以前の古い品種にある香りです。古代ローマ人は、古典バラからバラ水を取り出して、お風呂にいれる、食品にかける、体にすりこむなどして楽しみました。現代バラでも、オールドローズ香を復元して作出されたものもあります。

ダマスク系・・・・・いわゆる、バラらしいバラの香り。オールドローズ香とあまり差がないこともあります。ローズ系といわれる香水には、欠かせないものです。華やかな香りです。あまり強いと、化粧品売り場の香水ぷんぷんのようになるといけないので、スメルハラスメントには注意しましょう。

フルーツ系・・・・・オレンジやレモン、ラズベリーなど、ちょっと果物のような、甘いおいしい香りがするバラもあります。青りんごみたいな香りのものも・・・・・。

スパイス系・・・・これはちょっときつめのハーブのような、胡椒だとか、調味料というか、そういう香りです。人によっては、好みと違うかもしれません。やや個性的ですね。

ムスク系・・・・なんというか、野性的な動物臭のような香りですが、麝香と同じで、他のダマスク香などとまじりあうと、相互作用で蠱惑的な香りになります。これも好みかもしれません。

ミルラ系・・・・ハーブのアニスに似た香りで、やや青臭みがあります。

ティー系・・・・これはオールドローズの中でも、ティーローズとよく分類されていまして、名前のとおり、紅茶のような香りがします。

ブルー系・・・いわゆる青バラに固有の香りです。色優先で作られた品種ですが、親品種が同じことが多く、香りも似てきたのでしょう。

お気に入りに追加

【バラ図鑑】 緑の館 バラ図鑑 (5000品種以上の国内最大級の品種数)>> 育て方 >> バラの庭をつくるために<07>　～香り中心のバラを育てる～
[広告]