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ヒロインになったバラ<9> ~アンネ・フランク~




 第9回は、引き続き、ちょっと前の故人のヒロインをご紹介します。

 アンネ・フランクは、みなさんも中学生、高校生のときに読まれたかもしれませんが、「アンネの日記」の作者です。そして、第2次世界大戦の被害者の1人でもあるのです。

 アンネ・フランク(アンネリース・マリー・フランク、ドイツ語: Annelies Marie Frank )は、ドイツ系ユダヤ人で、1929年に生まれました。

 アンネは、当時としては裕福な一家で、ドイツで父母、姉と不自由なく暮らしていましたが、そのうち世界大戦がはじまり、ヒトラーのユダヤ人狩りがはじまりますと、オランダ、アムステルダムに移住します。さらに、そこも危うくなり、一家は父の仕事場の建物に、隠し部屋を作り、そこで支援者らの援助で隠れ住むことになります。

アンネの思い出 スブニール ドゥ アンネ フランク
 他の友人一家も含め、多人数で狭い隠し部屋で音もたてず暮らすことは大変な、精神的、肉体的な苦労を多感な少女に与えました。
 それでも、明るいアンネは、小説家を目指してその辛い日々を日記に書いていきます。ぜひ、読んでない方は読んでみてください。辛い毎日でも、小さな楽しみを探している彼女の態度には、大人でも学ぶことがたくさんあることと思います。アンネは、日記に「キティー」と名付け、こつこつと書き綴っています。彼女は小説家志望でもあり、小説の習作なども書いていたようです。

 1944年8月4日、隠れ家にナチスのゲシュタポがやってきます。一家は、離れ離れになり、悪名高いユダヤ人収容所に移されます。強制収容所での暮らしは、隠れ家よりもさらに悲惨を極め、栄養失調になっていたアンネは、チフスで15歳の花の命を散らしてしまいます。

 アンネの日記は、隠れ家の支援者にみつけられて、戦後、唯一一家の中で生き延びたアンネの父、オットー・フランクに手渡されます。父オットーは、命短い娘の記念として、この日記を出版しました。現代では世界中で60ヶ国語以上、2500万分以上のベストセラーで、悲惨な第二次世界大戦の証言として、また平和を祈る、薄幸の少女の青春の日記として、読み続けられています。

 さて、バラは種類あります。
 1つめは、「アンネの思い出」あるいは「スーブニール・ド・アンネ・フランク」というオレンジ色のかわいいバラです。スーブニールとはフランス語で「思い出」という意味です。オレンジとアプリコットが混じったような色です。しかも、黒点病などにも強く、育てやすいバラですので、初心者にも向きます。アンネの明るく、辛抱強い性格を表しているようです。
 しかもこのバラは、父オットーが日本に紹介し、教会などの公共の場で移植されて増やされてきた珍しいバラです。ぜひ、平和を祈るお気持ちとともに、お庭に1本植えてみてください。
 2つめは、「アンネの思い出」の枝変わりで、「エトワール・ド・アンネ」という薔薇です。こちらは、「アンネの思い出」の枝変わりで、明るい黄色いフロリバンダローズです。こちらも育てやすい、お庭を明るくする薔薇ですので、おすすめです。

 

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Create: 02/01/2012 Update: 05/20/2012