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ヒロインになったバラ<8> ~モナコ公妃グレース~




 第8回は、引き続き、現代ですが、故人のヒロインをご紹介します。

 20世紀を代表する美女というと、ヴィヴィアン・リーやカトリーヌ・ドヌーブ、エリザベス・テイラーなどが浮かびますが、中でも「クール・ビューティ」といわれ、ハリウッド女優からモナコ公妃になった美女というと、ご存じ グレース・ケリーです。

 1929年アメリカ ペンシルベニア州の裕福な家庭に生まれた、ごく普通の大人しい少女は、ティーンになると女優になるため、家を出ます。ニューヨークでアルバイトをしながら、モデル修行をしていた彼女は、映画出演のチャンスをつかみます。
 そして、順調にキャリアを積み、サスペンス映画で有名なヒッチコック監督の「ダイアルMを回せ」「裏窓」などの名画に多く出演するようになります。1955年には、「喝采」でアカデミー主演女優賞も受賞、ハリウッド女優としての地位を獲得しました。
 カンヌ映画祭で知り合ったモナコ公 レーニエ3世と交際を始め、1956年正式に結婚しました。盛大なTV中継も行われ、その後、何度もニュース映像と流されていますので、ご存じの方も多いでしょう。
 1956年の映画「上流社会」を最後に女優業は引退し、公妃としての公務に勤め、良妻賢母として、一男二女に恵まれました。グレース公妃の活動で、ヨーロッパの小国モナコは、観光業、カジノ業でリッチな国の1つとなりました。いまでも、世界中から、観光客が訪れる人気のエリアとなっています。

 現代のシンデレラストーリーのようなグレース妃の生涯ですが、1982年、運転していた車の事故で急死しました。同乗していたステファニー公女は無事でしたが、グレース妃は52歳の若さで帰らぬ人となりました。

 グレース・ケリーは日本文化にも理解があり、「グレースの庭」と呼ばれる日本庭園がモナコにあります。夫のレーニエ3世が、妻の死後、1994年に日本人設計師に依頼して作らせたものです。

 さて、バラは 「プランセス・ドゥ・モナコ」というハイブリッドティーローズです。縁取りがピンクで、中央は白い大輪の豪華な薔薇です。色合いが上品で、まさにグレース・ケリーがバラ色のドレスをまとって宮殿に現れたようなバラといえるでしょう。コンテストなどにもよく出品されるバラですので、ぜひ育てられるとよいでしょう。
 名前の"プランセス"は、フランス語読み、プリンセスは英語読みです。ただし、「王女」「姫」という意味のプリンセスではなく、「大公妃」という意味のプリンセス(プランセス)です(モナコは「公国」であって、「王国」ではないため)。


プランセス ドゥ モナコ (プリンセス ドゥ モナコ)

ちなみに、エルメスの「ケリーバッグ」もグレース妃が愛用していたから、名づけられました。
プランセス・ドゥ・モナコのバラから作られた香水
グレース・ケリー時代の出演映画作品
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Create: 02/01/2012 Update: 04/14/2012