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バラ育成Tips集　～バラの枝の剪定～

バラ育成のための、ちょっとしたコツを掲載していきたいと思います。
ちょっとしたコツを、Tips（ティップス）をいいます。このコーナーは、その小技、ちょっとしたコツを集めたものです。

バラをきれいに、立派に育てるためには、剪定が欠かせません。
初心者には、ずばっと切る勇気がなかなかないので、どうしてもちまちま切ってしまいがちです。切り方を間違えますと、切り口から、何センチも枯れこんできてしまいます。
そこで、そのようにならないようなTipsを記載します。

さて、濃い緑のところが、バラの枝です。明るい緑は、芽です。白い楕円のところは切り口を意味します。青い線は、はさみの入れ方、角度を意味しています。

(A)～(C)のうち、一番いいのは、(A)です。

(A)

芽のすぐ上で、切っている。切り口は、枝に対して垂直であり、切り口の面積が一番小さくなる。

(B)　よくないやりかたの１つで、枝の芽より、何センチも上で切ってしまう。切り口は垂直で小さいものの、切り口から枯れこんできやすい一番代表的な例。


(A)	(B)	(C)

ですので、もともとの切るための意味がちがうので、切り口はできるだけ小さいほうがいいのです。

[プロの剪定したバラの枝の切り口]

華道などをされている方は、切り花の枝を切るのに(C)のように、やや斜めで切りますが、これは切り花用の切り方です。切り花は、根がないわけで、枝の切り口からしか水を吸い上げることができません。
ですから、切り口の面積ができるだけ大きくするように斜めに切ります。水揚げしにくい花などは、枝先を焼いたり、つぶしたりします。
(ただ、バラの育て方はいくつかあり、雨や夜露などの水滴がたまりにくいという理由で、苗でもこのように(Ｃ)のように切ることもあります。地域によっては、そういうケースもないわけではありません。）

しかし、それは「切り花」だからですね。ここでのバラは、鉢植え、地植えの根っこがある苗です。当然、根から水を吸い上げています。切り口から、よけいに水がでていったり、あるいは広い面積の切り口から、雑菌がはいると、この後の育成状態が悪くなる原因になりがちです。

樹勢が弱い、苗が小さいといった場合、切り口に雑菌がはいらないように専用の薬剤を塗ることもあります。

おさらいです。

(1) 剪定のときの切り口は、枝に垂直で、できるだけ切り口を小さくする。

(2) 芽のすぐ上で切ること。でないと、枝先から枯れこみやすい。

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Create： 04/02/2010 Update： 05/03/2012

バラ育成Tips集 ～バラの枝の剪定～

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