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バラの害虫と益虫




バラには、どうしてもたくさんの虫がよってきます。ここでは、簡単にバラの害虫と、益虫を解説します。

害虫は当然、薬剤あるいは手作業などで、除去しなければいけません。
一方、なんでも虫であれば除去するのではなく、益虫と呼ばれるものは、できるだけ活かして、自然の力を借りていくのがいいでしょう。そうすれば、むやみに薬剤を使う必要もありません。

害虫
益虫
ヨトウムシ・・・葉や茎をばりばりと食べてしまいます。特にだんだん大きくなると薬剤もききにくくなってきます。夜、活動するほうが多いため、夜盗虫と呼ばれます。

ケシツブチョッキリ・・・別名 バラゾウムシ。鼻先が長いゴマ粒ほどの虫で、蕾の根もとなどに穴をあけて卵をうみつけます。そうなった蕾は、しんなり(くったり)となってしまい、咲かない。若い芽の根もとも狙い、同じようにしんなりとなって枯れてしまいます。薬剤での駆除がお薦め。手で取る場合は、片手でつまみ、反対の手を下に受けて、逃がさないようにするとよいでしょう。ころっと死んだふりをして、下に落ちて逃げるのが得意なので、落ちそうな場所に手を受けると補殺が確実になりやすい。


上: ケシツブチョッキリと、穴をあけられたバラの茎



カミキリムシ・・・太い目の枝に穴をあけてしまう。枝に根もとに、木くずのような粉を発見したら、いる可能性大です。穴に針金を差し込んで、殺してしまいます。


ハダニ・・・非常に小さい虫で、葉や茎の水分を吸い取って、枯らしてしまう。ミニバラの葉裏によくみかけます。非常に小さいので、粉のようになっていたら、ハダニです。夏になるとよく出てきます。

チュウレンジハバチ・・・親虫は腹がオレンジで、背が黒い虫です。幼虫は緑色で、何匹もよくたむろして葉をばりばりと食べます。親虫が枝に卵を産みますと、枝が2,3cmほど裂けて、幼虫がでてきます。枝の部分の傷は、そのまま大きくなってしまいます。(チュウレンジバチとあるのは、チュウレンジハバチの間違い?。)


スリップス・・・アザミウマともいいます。黒い小さな虫で、花の中にいて、花の色を茶色にしたりします。


コガネムシ・・・バラの根もとの土中に幼虫がよくいます。バラの根をだめにしますので、何匹もいると、バラが枯れてしまうこともあります。土の中にいるので、発見は難しいのですが、鉢替えなどをすると土の中から出てきますので、補殺します。親虫をみつけた場合も注意してください。農薬を使いたくない方は、専用のトラップなどもあります。




アブラムシ・・・新芽などによくたかっています。樹液を吸いますので、バラが弱ってしまいます。薬剤を使うか、手袋などをして固まっているところを、潰してテデトールするとよいでしょう。牛乳などを噴霧しますと、窒息死するので、排除することもできます。




カイガラムシ・・・枝の途中などに、白くなっているのがあればカイガラムシです。樹液を吸って、バラを弱らせます。古い歯ブラシなどで丁寧にこそぎおとします。




テントウムシ・・・おもにアブラムシを食べてくれます。黄色い小さなテントウムシは、害虫というよりは、うどんこ病の菌を食べてくれます。


カマキリ・・・他の害虫を捕食します。


クモ・・・同じく、他の害虫を捕食します。

ヒラタアブ・・・アブラムシを食べてくれます。小さな半透明のようなグレーがかった幼虫です。下写真参照。サナギは他の害虫とまちがいやすいので、間違って殺さないようにしましょう。


上:ヒラタアブの幼虫


下: ヒラタアブのさなぎ










テデトール: 手で取るの意。気持ち悪い方は、手袋やティッシュなどで潰すといいでしょう。


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Create: 04/14/2010 Update: 07/31/2013