■ 枝枯れ病(ステム・キャンカー)とは
バラの枝の剪定がうまくないと、枝枯れ病(キャンカー、ステムキャンカー)になります。
下の写真をみてください。赤く横に線をひいた部分が、茶色になっていますが、これが枝枯れ病の症状です。ひどくなると、どんどん茶色い部分が根もとに向かって長くなっていきます。5,6月の高温多湿時期によく発生します。
■ 枝枯れ病(ステム・キャンカー)の予防方法、対処策
これを防ぐには、剪定鋏をよく消毒します。アルコール消毒したり、キッチンのガス火ではさみの刃先を焼いたりします。熱湯消毒などでもかまいません。
菌がついていますと、別のバラを剪定したときに、この枝枯れ病が移ってしまうのです。
発生したら、消毒した剪定鋏で、健康なところまで切ります。ただ、あまり根もとに近すぎると、株そのものがそのうち枯れてしまうかもしれませんので、バラ愛好家にとっては悲しい病気です。
切り口に石灰硫黄合剤を塗ることも有効です。薬品を使ってもいい方は、そのような処置をするとよいでしょう。
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