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バラ育成Tips集 ~バラの不思議 その1~




バラって、植物学的にいうとなんでしょう?。

「草」ではないですね。堅い幹がありますから、「樹木」の一種にまちがいないですね。植物学の分類では、このようになります。

ちなみに、親戚では、「サクラ」なんかも、「バラ科」です。ついでに、木じゃないですが、果物のイチゴ、キイチゴなどもバラの親戚です。全体をみるとあまり似ていませんが、一重の花をみると、どれも似ていますね。

実際、ハイブリッドティーローズなんかをみていると、あきらかに「木バラ」といえますから、「木」ですね。

でも、ちょっと不思議なのが・・・・。

バラは「木」のはずなのに、「年輪」がないのです。切り口を切っても、ヒノキや松のようなくっきりした年輪がありません。

どうしてでしょうか?。
バラを育てている方は、冬になるとシュートの剪定なんかをしますよね。

その通り。

バラは、1本の幹がどんどん年輪を重ねて太っていく・・・・という育ち方ではなくて、シュートが根もとあたりから、毎年伸びて成長するのです。
バラ園芸家のみなさんは、この古いシュートを切って、新しく次のシュートが伸びてくることをよくご存じだと思います。
家で育てられなくても、古いバラ苑にいって、古い20年以上もあるような株をみてください。何年も前に、庭師さんに切り取られたシュートの株の跡が見えます。古い株は、もうすごいことになっています。ごつごつしたゾウの足かなにかのようです。





というわけで、「木」のはずなのに、「年輪」がないという、バラの不思議でした。
■ 関連リンク: バラの育て方



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Create: 04/18/2010 Update: 09/14/2011