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通販でバラを買ってみましょう

近くのお店に行って、黄色くなった葉っぱのバラが売られていたり、ほしいなと思った品種のバラがなかったりしたときは、やはり通販がいいかなと思います。
通販の場合、たしかに苗のように1品1品違うものは、見ないと買いたくないとおっしゃる方もいますが、その場合、お客様レビューなどを確認されるといいかと思います。

それにバラの場合、わりあい枝が伸びるのが早いので、多少の枝振りは自分で育てるうちに剪定で修正すればいいかなと思います。

どうやって届くのか、見てみましょう。
これは、２つのお店に注文したものです。

(A)　ザ・ローズショップ　

段ボールに、プラ鉢で濡れた新聞で根元を包んであります。さらにビニール袋にも入っています。宅配便で受け取れなかったときに、１，２日ぐらい伸びても大丈夫なように工夫してあっていいですね。

苗です。こっちは大苗です。スリット鉢に入っていていいですね。そのまましばらく育てられますし、スリット鉢も購入すれば、200-300円しますから、お得です。
葉っぱには、黒星病もうどん粉病もありません。

大苗の出荷基準はこの店の場合、3本くらい枝が伸びたらOKということになっているらしく、しっかりしています。
土もバラにあった、腐葉土まじりのふかふかの土です。売られているものが入っていそうで、これもいいですね。

納品書とバラの育て方がはいっていました。また、納品書には検査証がついていて、品質管理がきちんとされていることがわかります。
大変いいですね。

（B) 　花ひろばオンライン　　

段ボールできました。こちらは、新苗を注文したので、ちょっとこぶりです。
ビニール袋に包まれています。新聞紙はありません。

苗は新苗でも、ちゃんとしています。葉っぱも元気そうです。
新苗なので、大苗のように3本くらい枝が出ている・・・というのは、無理です。たいがい1本立です。接ぎ木したばかりですからね。しょうがありません。

次口はテープとロウでよく固めてあります。安心ですね。
新苗なので、黒いビニールポットです。こちらは、根鉢を崩さないで、早く別の鉢に植え替えないといけません。
土は、粒粒のある、黒い土です。腐葉土も混じっているのでいいでしょう。
まあ、土の色はお店のある場所や、仕入れた農家の場所にも依存するのでしょう。関東は黒土が多いそうです。

同じく納品書と育て方の説明は入っていました。親切ですね。ただ、ザ・ローズショップほど品質管理の気配りはないようです。

おさらい：

■　庭植えの場合

花壇や、壁際、フェンス際などの地面に植えるときは、直径40-50cmくらい、深さ　50-60cmくらいの穴をほります。土がふかふかしているほうがいいので、周辺をよく耕しておきましょう。もし、土質が悪い場合（粘土質など目詰まりしやすいのは望ましくありません）や、前に他のバラを植えた後などは、市販の新しい土か、自分でブレンドした新しい土に変えるほうがいいでしょう。

植え穴の底には、牛糞や堆肥などの肥料を元肥としていれておきます。

肥料の上に、土を戻して、直接バラ苗の根が、肥料につかないようにします。

Why

:　根に直接肥料がつきますと、根が肥料に負けてしまうことが多いので、土を間に介します。

このとき、新苗の場合は、まだ苗が若いので、土を崩してはいけません。

バラ苗を中央において、周囲に土を戻します。このとき、接ぎ木用のビニールテープが土より上になるようにしておきましょう。

Why

:　ビニールテープが土より下になりますと、台木から枝がのびる恐れがあり、本来咲かせたい花に栄養がいかなくなります。

ビニールテープ(図の根もとの薄緑部分）はまだはずしてはいけません。はずしてしまうと、台木から、苗が外れてしまう危険性があるからです。半年以上たってから、はずしましょう。

Why

:　ビニールテープを1年以上放置しますと、枝にテープが食い込んでしまいます。すると根からあがってきた水や養分が上にいきにくくなります。人間でも、手当したのに、いつまでも止血テープを巻いたりしませんよね。それと同じです。

土を戻して植えたら、バケツ1杯くらいの水をたっぷりとあげます。ウォータースペース（絵の水色部分）として少し低くしておくといいでしょう。水が地面に吸水されたら、周囲を軽くならしておきます。(ならした後は、ウォータースペースはなくなりますので、絵と少し結果は違います。）

水はけのため、少し根元が高いくらいのほうがいいでしょう。

支柱は1本たてて、ゆるめにワイヤーや麻紐などで結んでおきましょう。風などで根がぐらつかず、早く根付きやすくなります。

■　鉢植えの場合

鉢植えの場合、鉢底に鉢底ネットを置き、鉢底石をいれます。

Why

:　鉢底石は、根ぐされ防止です。鉢底ネットは、下から虫がはいってきて住み着くのを予防します。スリット鉢の場合は、何枚か用意して当てるとよいでしょう。

次に、植え穴の底には、牛糞や堆肥などの肥料を元肥としていれておきます。

肥料の上に、土を戻して、直接バラ苗の根が、肥料につかないようにします。

Why

:　根に直接肥料がつきますと、根が肥料に負けてしまうことが多いので、土を間に介します。

元肥の上に、市販のバラ用土か、自分でブレンドした土をいれて、バラ苗を中央に配置します。

このとき、新苗の場合は、まだ苗が若いので、土を崩してはいけません。

そのあと、周囲に土を追加します。このとき、接ぎ木用のビニールテープが土より上になるようにしておきましょう。軽く鉢をゆすると、すきまに土がはいっていきます。不足でしたら、土を追加しましょう。

Why

:　ビニールテープが土より下になりますと、台木から枝がのびる恐れがあり、本来咲かせたい花に栄養がいかなくなります。

Why

植え終わったら、鉢底から水が流れるくらいまで、たっぷりと水をやります。図の水色のように、ウォータースペースがあるといいでしょう。水をやりきったら、根もとの土は少し高めに盛り土をして、鉢の周囲に水がたまりやすいようにするといいでしょう。鉢の際まで土を入れすぎると、水やりのときに、十分に土に水を含ませられず、流れすぎてしまいますので、注意しましょう。

鉢植えの場合は、表面が乾いてきたら、たっぷりと水やりします。特に風の強いベランダなどで、乾きやすいところなどは十分注意しましょう。夏や、乾きやすい場所の場合は、朝夕の2回あげるほうがいいかもしれません。

基本は、乾いていたら、たっぷりやるというのが重要です。

乾いてもいないのに、何度も水やりしますと、根ぐされしてしまいます。

支柱は1本たてて、ゆるめにワイヤーや麻紐などで結んでおきましょう。風などで根がぐらつかず、早く根付きやすくなります。

新苗の場合は、最初の1-2年は鉢植えにするのをお勧めします。

なぜなら、地植えにしてしまいますと、その場所があわなくても、なかなか植え替えすることはできません。ですが、鉢植えにしておけば、日当たりが悪いときでも簡単に移動させることができます。また根に病気があったりしても、すぐチェックすることができます。

条件のいい庭でない場合は、一度鉢植えにして、樹丈が伸びてきてから、あっている場所に植えることをお勧めします。

将来、庭植えしたい場所に、わざと鉢植えを置いておいて、様子をみることもいいと思います。その品種がその場所にあっていることが確実になってから、植えればいいのです。

■　バラの鉢植えに必要なものは・・・

中央に1穴のものより、スリットで穴があいているものがおすすめ。根腐れしにくくなります。大きさは8号以上がおすすめ。

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用土は、バラ専用のものが一番簡単です。ふかふかなのがバラに最適。

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元肥もバラ用のものだと配合がよいでしょう。

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■　関連リンク：　バラの育て方

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Create： 01/14/2010 Update： 05/07/2013