緑の館バラ図鑑携帯版トップ バラ図鑑 / バラの育て方 / 読み物 / 庭園
[広告]


緑の館 バラ図鑑 携帯版>> 育て方 >> 【バラの育て方】 7月のバラのお手入れ
育て方すべての方

【バラの育て方】 7月のバラのお手入れ




7月は、ハイブリッドティーやフロリバンダの2番花が咲きます。2番花は小さく、咲き方も乱れてしまっていることが多いのですが、病気ではないので初心者の方は心配しないでも大丈夫です。

春と秋しか咲かせないというコントロールをされる場合は、蕾のうちに摘蕾すると秋花に栄養がいきます。これは、バラのオーナーさんの考え方の違いなので、どちらでもけっこうです。今年の新苗から育てているバラは、摘蕾して休ませてあげるほうがいいでしょう。

前半は、梅雨の残りで雨がちかもしれませんので、病気になりやすいようです。後半は、夏日が増えてきますので、水枯れしないように注意しましょう。園芸初心者にとっては、7月は、なかなか難しい月です。

害虫対策をします。草取りなどをします。水やりは1日1,2回にしましょう。必要に応じてマルチングをします。

7月のお手入れは、主に7つです。


(1) 夏の元肥を施します。
梅雨があけてから、施します。早すぎると、葉ばかり茂ってしまいますので、梅雨があけるのを目途にしましょう。
肥料は、株元から30cmほど離してまきます。ぐるりと円周状に与えます。土の表面を少し耕して土と混ぜてやるとよいでしょう。
鉢植えの場合は、置き肥と液肥をやるというのでかまいません。


(2) 病害虫対策のため、薬剤散布などをしましょう。

家庭園芸の場合、なかなか農薬をまくのは抵抗がある人もおいでだと思います。ですので、好みや庭の条件にもよりますが、薬剤による病害虫予防などもしましょう。
薬剤のタイミングや、濃度、取扱などは、必ず説明書をよく読んで実施しましょう。でないと、皮膚がかぶれたり、バラのほうが枯れたりしてしまいます。
農薬に抵抗のある方は、コンパニオンプランツを植える、あるいは庭のチェックを頻繁にして、虫がでてきたら、手やピンセットなどでこまめに捕りましょう(これを、テデトールなどといったりします)。


(3) 咲きがらを取りましょう。

バラの花が咲き終わりに近づいたら、ハサミなどで切ってしまって、枝を休ませてあげるのがいいでしょう。四季咲きであれば、次の花の準備ができますし、ローズヒップができませんので、株そのものに負担が減ります。
花を切るときは、花のすぐ下の3枚葉の下までは必ず切りとります。
少し早めに切ってしまって、室内に飾るのもいいでしょう。枝が短くても、浅めのガラス鉢に浮かべるときれいです。
あるいは、新聞紙などの上で花弁を乾かして、あとでポプリなどに使うといいでしょう。

(4) 草取りなどをします。
雑草は抜き取ったら、コンポストのある方は、まとめてコンポストで処理させるのもよいでしょう。
バラの落葉などは、黒星病の菌や害虫の卵がついていることが多いので、廃棄するほうがよいでしょう。
(5) シュートの処理をします。
根もとからでてくる太い枝をシュート(ベイサルシュート)といいます。来年の花を咲かせてくれる大切な枝です。折れやすいので注意しましょう。
つるバラなどの場合は、枝の途中から太いシュート(サイドシュート)がでてくることもあります。これも大切に扱ってください。

ハイブリッドティーと、つるバラでは扱いが違います。
    A) ハイブリッドティー、フロリバンダ種の場合
    1mほどの高さ(枝ぶり、株のサイズで判断ください)で、5枚葉と5枚葉の間で切ります。そうしますと、その先で枝分かれしてきますので、次の花つきが期待できます。バラは頂芽優勢(枝の先のほうにたくさん花が咲く性質)ですので、枝が増えたほうが見ごたえがでます。
    放置しておくと、小さな花が咲きますが、株全体の生育にはよくありません。
    上級者は、指でシュートを折る人もいるようです。柔らかく若い枝なので、そういうこともできます。

    B) つるバラの場合
    シュートはそのまままっすぐ上に伸ばします(夏場は、横に倒さないでください。冬に誘引するときに横にします。でないと花つきが悪くなってしまいます)。
    大切なシュートを折れるといけないので、支柱などをして、軽く紐などでゆわえてもかまいません。


なお、ひこばえと呼ばれる、ひょろひょろした枝は、シュートではないので、切ってしまってかまいません。
また、多くのバラはノイバラなどの台木に接ぎ木されていますので、もし台木のほうからシュートがでるようなら、切ってしまってください。本来の育てたいバラに栄養がいかなくなってしまいます。


(6) 水やり
夏の暑さがだんだん厳しくなり、すぐ水枯れしやすくなってきますので、鉢植えはだいたい1日1回はやることになります。
庭植えの場合は、特にやらないでもかまいませんが、あまり何日も晴れて雨が降らないようでしたら、水やりもしてあげてください。


(7) マルチング
特にどうしてもというわけではありませんが、ベランダガーデンなどで乾燥がひどいようなら、株元にマルチングをしてもよいでしょう。園芸店で、マルチング素材が売っていますので、それを使うとよいでしょう(マルチング材によっては、白アリがつきやすいものもあるので、それは避けましょう)。 もみがらなどもよいでしょう。
用土は、バラ専用のものが一番簡単です。ふかふかなのがバラに最適。



肥料もバラ用のものだと配合がよいでしょう。


日陰でお悩みの方に 光合成の力を高めて、苗の力を自然に引き出します。


もみがらもマルチングにいいです。米ぬかとセットだと減農薬しやすいですね。

[広告]


お気に入りに追加

緑の館 バラ図鑑 携帯版>> 育て方 >> 【バラの育て方】 7月のバラのお手入れ


(C) 2010-2013  GreenMaison Co.,ltd.   All rights reserved.

 




Create: 06/02/2010 Update: 06/01/2013